マルチニスタ 中島美幸さん
columnコラム
2023.04.20
劇団四季 と みやこ染
先日、日本を代表する演劇集団、劇団四季さんの衣裳製作にみやこ染を長年ご愛用いただいていると聞きつけ、四季芸術センターにご挨拶をしに行って参りました。
四季芸術センターでは、稽古はもちろん、衣裳製作や道具製作など、公演に関わる全てのことが専門のスタッフさんの手で行われているそうで、とても驚きました。
施設内を案内していただくと、そこかしこに衣裳がならんでおり、その、いたるところにみやこ染が使われているとのこと。一例として、衣裳に使う生地のグラデーション染めやムラ染め、シューズの染め変え、装飾パーツの染色、さらには公演中の衣裳のリペア(染め直し)など、様々な用途で使っていただいていることを、実物を拝見しながら教えていただきました。
センター内には染色専門の染色室があり、そこでは日々、様々な衣裳をイメージ通りに仕上げるため試行錯誤しながら染めているのだそうです。時に、何の素材かわからないものを染める場合は、まず、みやこ染で試している、とお話いただき、様々な素材に対応できる染料として重宝していただいているのだと、改めて実感することができました。
今回、舞台制作の現場を拝見し、直接お話を伺うことで、こだわりの舞台衣裳にみやこ染めを選んでいただいていることはとても光栄で、ものづくりの励みになることと感じました。
劇団四季の皆さま、この度は様々なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
これからも皆さまにご愛用いただけるよう、安心安全の染料を作り続けていきたいと思います。
引き続き、みやこ染をよろしくお願いいたします。
ご協力:劇団四季 https://www.shiki.jp/