竹の輪で作るアクセサリーワークショップ
columnコラム
2022.08.18
日焼けした帽子を ポリエステルダイで染めなおし☆
紫外線が日に日に気になってまいりました。
日傘や帽子など日焼け対策をそろそろする頃ですね。
今回は、日焼けしてしまった帽子を
「ポリエステルダイ」で染めなおしてみました。
まずは、帽子の洗濯表示を確認します。
これは、繊維によって、どの染料を使うかだけではなく、
帽子には水洗いがダメの表示があるものもあるからです。
水洗いダメ=染料に入った染め液に浸すことができないからです。
特に、帽子は糊で接合してある場合もあるので、洗濯表示をよく確認してください。
温度表示があるものは90度程度の加熱染色で、
糊で接合してあるパーツの剥離や縮んだり
変形したりする可能性があるのでご注意ください。
帽子の本体はポリエステル100%ですので、
ポリエステル100%繊維専用「ポリエステルダイ」で染めます。
ポリエステルダイ(染料)は 250gの布に対して染料20g = 布の重さの8%
濃色促進剤は 10Lのお湯に1包(20g) = 1Lのお湯に2g 使います。
また、必要なお湯は布の40倍 です。
では、この帽子に必要な染料などはどのくらいでしょう?
まず、重さを計ります。
この帽子の重さが 90g
この帽子に必要な染料は 90g × 0.08 = 7.2 g(小さじ5gなので1杯半弱)
お湯は 90g × 40 = 3,600㎖(3.6L)
濃色促進剤は 3.6ℓ × 2 = 7.2g (小さじ5gなので1杯半弱)
それでは染めてみましょう!
①お湯を沸かしましょう。
お湯 3.6L から、染料を溶かす熱湯500㎖を引いた 3.1L を用意します
お湯が90℃程度になるまで沸かします
90程度の温度は 中央底にブクブク水泡が上がるだけでなく、
周りにもブクブクしているようになるのが目安。
②帽子の汚れ・シミ・のり気を洗い落とし、軽く絞ります
③染料を溶かし、その後、濃色促進剤も溶かします。
④そこへ帽子を入れ、染めること30分
⑤急激な温度変化はポリエステルにシワができやすいので、
少しずつ温度を下げながら洗い、その後、中性洗剤で洗います。
⑥脱水し、陰干しして完成です。
いかがですか?黒く染まり上がりました\(^o^)/
染色前 染色後
今回使った染料は・・・
ポリエステル繊維専用染料 ポリエステルダイ/ブラック