竹の輪で作るアクセサリーワークショップ
columnコラム
2024.07.06
有松括り職人 大須賀彩 手筋絞り体験
7月6日(土)に有松に工房を構える括り職人 、大須賀彩先生をsomenovaにお呼びし、手筋絞りワークショップを行いました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今回はみやこ染のスレン染料を使用し、手筋絞りで綿のストールを染めていただきました。
手筋絞りとは有松鳴海絞りの技法のひとつで、大須賀先生が得意にされている技法でもあります。
生地に細かい筋を作り、糸で巻きつけて太いロープのような状態にして染めることで筋模様が出来上がります。
糸を強く巻くと染料が入りにくくなり白色が多く仕上がり、糸を緩く巻くと染料が入りやすくなり多くの範囲が染まります。
染まる部分が多い仕上がりになります。
白い部分が多く仕上がります。
まずはストールを手繰り寄せながら細かい筋を作ります。
崩れないように綿の糸で軽く下巻きを行い、その後、上巻きでより強く巻いていきます。
糸を巻く力に強弱をつけることで模様に変化をつけるお客様もいらっしゃいました。
上巻きの巻き加減によって出来上がりの柄が決まるので、大須賀彩先生のご指導のもと、丁寧に巻いていきます。
巻き終わったストールを絞り染めに適しているみやこ染 “スレン建染め染料“で染めます。
今回は主に濃藍色を使用し、染めました。
ムラにならないようにゆっくり動かしながら20分間浸し染をします。
その後酸化発色をさせ、加熱ソーピングで余分な染料を洗い落とします。
糸をほどき、ストールを広げると完成です。
糸を巻く強さによって柄が変わるため、出来上がったものは1つ1つが違った柄になっており、どれも素敵でした。
最後に軽く水洗いをし、脱水とアイロンをしてお持ち帰りいただきました。
東京ではなかなかできない貴重な体験になったことと思います。
改めまして、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
そして遠方よりお越し頂きました大須賀彩先生にも
あらためて感謝申し上げます。