日本の伝統染色”ろうけつ染め”を次世代に繋ぐ想いで開発した、愛好家待望の染色用具『ろう溶器』。2025年1月24日、いよいよマクアケにて先行発売を開始します!
columnコラム
2018.04.22
# 初心者
# 染め方
染色基本のき 色止め剤 ミカノールって?
画像にあるように、色止め剤ミカノールは綿・麻・レーヨンなどの植物繊維用です。
先日フリーダイヤルに頂いた質問をいくつかご紹介いたしましょう。
①説明書にある「量るときのキャップ1杯」のキャップはどれですか?
答え:容器のワンタッチキャップのことです。回して外し計量してください。
②色止め液の量は染め液同様、素材の重さで準備するのでしょうか?
答え:素材が十分浸っていれば問題ありません。
使用量の目安として、2リットルのぬるま湯に対してキャップ4mlをいれます。
③色止め剤は、どのように使用するのか?
答え:染色後、中性洗剤で洗ってすすいだ後に使用します。
ミカノールは染色後であればいつでも処理が可能なので、
乾いた状態の染め上がりを確認してからの色止めをおすすめしています。
ミカノールを入れたぬるま湯に20分浸します。
取り出したら、水洗いし脱水して陰干しして完成です!!
それから、『お酢が色止め剤になる』と思って、
綿を染色する時に入れてしまったというお客様がいらっしゃいます。
お酢は、ウールや絹などの動物繊維の助剤なので、
綿など植物繊維を染める時に入れても色止め剤にならないばかりか
染まらなくなるので、ご注意ください。
色止剤ミカノール商品ラインナップ
色止剤ミカノールに関するよくあるご質問
- Q.色落ちを防ぐにはどうしたら良いですか?
-
A.
綿・麻・レーヨンなど植物繊維には染色後に 色止剤ミカノール をご使用ください。
また染料を規定量より少なく使用し淡色に染めると色落ちを減らせます。
染色後に色落ちが気になる場合は再度、台所用液体中性洗剤で洗って余分な染料を落としてください。
- Q.色止め剤ミカノールはどの素材にも使えますか?
-
A.
綿・麻・レーヨン・これらを含む混紡品を化学染料で染色した後の色止剤です。
※藍染・草木染めなどの天然染料には効果はありません。
- Q.使用期限(品質期限)はあるのでしょうか?
-
A.
使用期限はありませんが、保管状態により劣化することもありますので高温多湿の場所を避け、開封後はなるべく早めにお使いください。
以下を一応の目安としてご参考ください。
スレン・和紙染めなどの液体染料:開封後1年
その他粉末染料:開封後2〜3年
色止剤ミカノール・リアクト・定着剤:開封後1年
濃色促進剤:開封後2〜3年
脱色剤:開封後1年(吸湿し固化したものは効力がありません。)