竹の輪で作るアクセサリーワークショップ
columnコラム
2024.07.19
竹内まみさんの紅型染めワークショップ
6月29日(土)にsomenovaにて紅型染めワークショップを行いました。
講師は紅型染めの本場である沖縄で学び、今は作家として活動されている竹内まみ先生をお呼びしました。
紅型染めは沖縄県を伝統的な染色技法の1つで、糊で防染した生地の上から顔料や植物染料で模様を染めていきます。
顔料は染料に比べて光による色褪せに強いため、日差しの強い沖縄の染色に使われています。
また実際に紅型染めの反物を持ってきていただき、紅型特有の技法や配色についてのお話しもしていただきました。
今回のWSでは紅型の技法の1つである、柄を彫った型紙に糊を置いて防染し、糊のついていない部分を染めていく『型染』でハンカチを作成していただきました。
竹内先生が型彫り、糊置きまでをしていただいたハンカチに、みやこ染の布用顔料「ピグティント」を使用し染色をしていきます。
まずはハンカチ全体を水でよく溶いたピグティントでムラなく染め、ドライヤーで乾燥させます。
この時は水の量に対して5%のピグティントを加え、溶かしています。
水でよく溶くことで透明感のある色になっています。
あとは柄を1つ1つ、ピグティントを水で溶きながら、お好みの色で時間の許す限り染めていきます。
先生からのアドバイスでグラデーションをされる方や紅型染めの特徴の1つの『隈取り』をされる方もいらっしゃいました。
『隈取り』とは染めた色の上からより濃い色を重ねる技法のことで、柄により立体感が出てきます。
時折水分によって柔らかくなる糊を乾かすためにドライヤーをしながらみなさまお好きなお色に染めていきます。
染め終わりましたら当て布をしてアイロンがけをしてピグティントを定着させます。
最後に水洗いをして糊を落としたら完成です。
これからの夏にピッタリな涼やかな作品が出来上がりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
そして貴重な紅型染めワークショップを行って下さった竹内まみ先生にも
あらためて感謝申し上げます。
竹内先生のワークショップは柄を変え、冬季にも開催予定でございます。
詳細が決まりましたら、somenovaワークショップページに掲載しますので、今しばらくお待ち下さい。