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columnコラム
2023.10.16
茅ヶ崎こども映画祭のサポートをさせていただきました
『茅ヶ崎こども映画祭』とは、chigasaki kodomo cinema さんが主催をする、地域交流活動の一つです。
茅ヶ崎に育まれた映画文化を背景に、『映画』を通じて、こども達の気付きを自発的に促し、”こども”と”まち”をつなげる活動を行なっていらっしゃいます。(Instagramより引用)
茅ヶ崎こども映画祭では、茅ヶ崎の地元企業に協力を頂きながら、6日間のカリキュラムを経て、子供達が映画を撮影、上映会を開催します。
2023年度は5名のこども達がチームとなり、苦労しながらも創意工夫をこらして、映画制作活動を行いました。
映画制作活動開始の初日、参加したこども達が映画作りを学ぶ前に、まず渡されたのが、スタッフの皆さんの思いが詰まった手作りのTシャツ。
コールダイオールのスプリンググリンを使用して地元のシンボル「烏帽子岩」を絞り染めし、手作りの「背守り」が縫い付けられたTシャツです。
我々、みやこ染は茅ヶ崎に染料を生産する自社工場がある地元企業として、染料の色や染め方のアドバイスをさせて頂きました。
事前に、Tシャツを拝見させて頂いたのですが、初めてとは思えないクオリティの高さにこちらが驚いてしまうほど、素敵な作品に仕上がっていました。
1枚1枚手作業で染めたTシャツは1つとして同じものはなく、どれも個性的。
その個性がそれぞれのTシャツの良さであるように、『子ども達ひとりづつが個性的で唯一無二の存在だよ』ということが、将来こども達に伝わってくれれば嬉しい、と子供達へのメッセージと共に、活動に対する思いを語ってくださいました。
そして、上映会の当日、10月8日は「イオンシネマ茅ヶ崎」と中海岸の「Cの辺り」にて計3回の上映会があり、弊社のスタッフもお邪魔させて頂きました。
今回の映画のタイトルは『恐怖の学童』。
10分程の内容の中に、日常に潜む不穏な空気感が表現され、撮影方法やカットなど随所にこども達の創痍工夫がみられました。
こども達がストーリー、撮影、出演、編集と全ての作業を行っており、その様子はメイキング映像としても公開されています。
スタッフの皆さんが染めたオリジナルTシャツを着て、撮影に挑むこども達の様子に、また、地元の大人たちのサポートを受け、見守られている様子に、素晴らしい経験が羨ましくなる上映会でした。
みやこ染の茅ヶ崎工場は1969年から、現在の場所にあり、長く茅ヶ崎という地域を見守って来ました。
昨今はコロナ禍の影響もあり、都心からの移住者が増え、こども達の元気な姿を以前より一層見かけるようになりました。
地元に根付いた一企業として、こども達の未来に繋がる活動を、今度とも応援していきたいと思います。
chigasaki kodomo cinema
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今回、使用して頂いた染料はこちら。
コールダイオール スプリンググリン やや黄色みの強い、春の新芽のような黄緑色です。